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幼稚園に行きたくないと子どもに言われたらどうしたらいい?

夜寝る前や朝起きて幼稚園に行く準備をしている時に、子どもに「幼稚園に行きたくない」と言われた経験はありませんか?前日の夜ならまだ落ち着いて聞くことができますが、朝の忙しい時間に言われるとママも困ってしまいます。幼稚園に行きたくないと子どもに言われたらどうしたらいいかどうしたらいいのでしょうか。

どうしていきたくないのか聞いてみる

幼稚園に行きたくないという時には何か行きたくないと思う理由があるはずです。まず、どうして子どもは幼稚園に行きたくないと言うのか考えてみましょう。

お友達と仲良く遊べなかった、お友達がいない、先生に怒られた、給食が食べられない、幼稚園で嫌なことがあった、眠い、疲れている、体調が悪い、家で遊びたい、ママと離れたくない、ママの気を引きたい、気持ちが乗らない、など子どもによって様々な理由が思い浮かぶと思います。

もちろんママの思い込みかもしれませんので、子どもに聞いてみることが大切です。ママが思っていたこととは全く違うことを子どもが話すこともあります。まだ、子どもは自分の気持ちを上手く言葉で表現できない年齢かもしれませんが、ママが思い浮かべたこともまじえながら、ママが子どもの気持ちを代弁するように子どもに話を聞いてみましょう。子どもが落ち着いて話せるようにすることが大切です。

子どもの気持ちを受け入れる

幼稚園は楽しいことばかりではなく、楽しくないことだってあるはずです。小さな子どもにとってはまだ乗り越えられないこともたくさんあるはずです。ちょっとしたことでも、幼稚園に行きたくないと思ってしまうかもしれません。ママから見たら大したことがないような理由であっても、子どもにとっては一大事なのです。

子どもが幼稚園に行きたくない理由が分かったら、子どもの気持ちを受け入れて、ママはちゃんとわかったという共感を伝えることが大切です。子どもらしい理由もあるかもしれませんが、年齢が上がってくるとママと離れたくないという事を恥ずかしいと感じたり、本当の事が言えずに言葉の裏返しで別の事を言ったりする事もあります。また、特に理由がないこともあります。

子どもは幼稚園に行きたくないことをママに叱られてしまったり、否定されてしまったりしたら、気持ちを隠すようになってしまうかもしれません。素直になれなくなってしまうかもしれません。だから、気持ちを受け入れることが大切なのです。どの様な理由であれまず受け入れてあげることが大切です。

大人でも否定されるより、共感された方が嬉しいと感じるはずです。例えば、仕事に行きたくないと感じる時に、その気持ちをわかってもらえる方が前向きに考えられるはずです。

ママの気持ちを伝える

とはいっても、特別な事情がある場合を除いて、「じゃあ幼稚園に行かなくていい」とはならないので、子どもと話をしなければいけません。子どもの気持ちを受け止めて共感した上で、どうしたら幼稚園に行きたくなるのか、行きたくないと思うような理由が和らぐのかを考えて、子どもに伝えるのです。子どもが前向きに幼稚園に行くことを考えられるように、理由づけをしたり、違う考え方もできるということを伝えたりします。

子どもはママが自分の気持ちをちゃんと聞いてくれた、自分の気持ちを分かってくれたと感じることができれば、ママの話も聞いてくれるようになるはずです。頭ごなしに怒ったり、行かなきゃダメなんだよと言ったりするよりもママの話を受け入れやすくなっているはずです。

子どもの口から、幼稚園に行ってみる、頑張ってみる、というような言葉が出てくるようになるのが理想です。

怒ってしまうのは逆効果

絶対にやってしまってはいけないのが怒ることです。もちろん、ママは育児に追われていますし、仕事をしているママはとにかく時間がないので、ついつい怒ってしまいます。私も何度も経験がありますが、つい怒ってしまいますよね。

特に朝、忙しい時に子どもに幼稚園に行きたくないと言われてしまって、ちゃんと対応をしようとしてゆっくり気持ちを聞き出そうとすると時間が無くなってしまって、遅刻してしまうか、急ぎ過ぎて忘れ物をしてしまいます。朝は家族のお弁当や朝食作り、家事、出発の支度に忙しいのでママも気持ちに余裕がありません。

しかし、ここで子どもの話を聞き流してしまったり、怒って急かしたりしてしまうと子どもはママに自分の気持ちを理解してもらえなかったと思い、泣きわめいたり、余計にママを困らせたりして更に時間がかかる事があります。

どんなに忙しい時でもまず、ママが落ち着くことが大切です。子どもに声をかける前に一呼吸を置いて気持ちを落ち着ける癖をつけることだけでも、怒るのを防ぐ効果があります。

時間に余裕を持つようにする

子育てには予期せぬトラブルがつきものです。何かトラブルが起きると考えて普段から時間に余裕を持っておくことはとても大切です。時にはギリギリになってしまう事もあると思いますが、ママも子どもも気持ちに余裕がないとお互いの心がすれ違ってしまいやすくなります。

時間に余裕がなくなってしまうとママは無意識のうちに、急いでご飯食べて!早くして!などと子どもを急かしてしまうようになってしまいがちです。子どもには自分に合ったスピードがあるので、自分の思い通りにならないと何もかもが嫌になってしまう事があります。

そうならない為にも、ママの時間と子どもの時間を別々に考えて余裕を持って朝起きる時間を決めましょう。5分でも10分でも余裕を持って起床し、ママが時間と心の余裕を持って子どもと接すると突発的に何かが起きても落ち着いて対応しやすくなります。

幼稚園に着いたら先生を信じて任せる

何とか子どもを説得して、納得してもらって幼稚園に連れて行くことができても、実際に幼稚園に着くとやっぱり嫌だという気持ちが出てきてしまって、園の門や靴箱の前で足が止まったり、泣いたりするかもしれません。

子どもは様々な気持ちとたたかっている最中です。ママがここで色々と口出ししてしまったり、中々送り出せないでいたりすると、ママに甘える気持ちが勝ってしまって、せっかく頑張ろうとしている子どもの気持ちが崩れてしまうかもしれません。

ママが色々と言いたい気持ちもあるかとは思いますが、ここはグッと我慢して笑顔で行ってらっしゃいと送りだすようにすることが大切です。泣いているなどはっきりとわかる様子であったり、毎朝嫌がるような様子を見せたりしているのであれば幼稚園の先生もすぐに察してくれますが、そうでない場合は、朝の様子を先生に一言話してから預けると、先生が幼稚園で様子を見てくれると思います。幼稚園に着いたら、先生を信じて任せるようにすることが大切です。

ママも気持ちを切り替えよう

子どもが泣いたまま、暗い気持ちのまま幼稚園に送り出してしまうと、なんとなくママも気持ちが晴れないかもしれません。楽しく遊べているかな?まだ泣いているかな?などと子どもの様子が気になってしまうかもしれませんが、ママも前向きになる事が大切です。子どもの頑張りを信じて気持ちを切り替え、お迎えの時間までを自分のためや家族のために有意義に過ごすようにしましょう。

子どもが帰ってきたら沢山褒める

幼稚園から子どもが帰ってきたら、頑張ったことを沢山褒めてあげることが大切です。曖昧な方法だと子どもに気持ちが伝わりづらいので、子どもにははっきりとわかりやすく気持ちを伝えることが重要です。ママが少し褒め過ぎかな?という位に大げさな方が子どもも頑張って良かった!と思えるでしょう。明日も頑張れるような前向きな言葉を沢山かけてあげると、子どもも少しずつ前向きな気持ちを持つことが出来ると思います。

一人で抱え込まないようにする

子どもの悩みはママが一人で抱え込んでしまわないようにしましょう。一人で抱え込んでしまうと、どんどん悪い方向へと考えてしまって、更に悪い方向に進んでしまうこともあります。

周りの友だちはみんな楽しそうに幼稚園に通っているのに、どうしてうちの子どもだけは幼稚園に行きたくないと泣くのだろうと、ママはどうしても周りの友だちと比べてしまうかもしれません。

そんな時は一人で抱え込まずに周りのママに打ち明けてみてはどうでしょうか?うちの子も家では同じだよ~特に朝は大変だよねなどと同じ悩みを共感しあえるかもしれません。また、今日幼稚園でこんなことがあったって子どもが言ってたよ~、と教えてくれるママもいるかもしれません。ママも話すことで気持ちが晴れたり、色々な情報を得られたりすることがあります。

幼稚園が終わった後など時間がある時にお友だちと一緒に遊べるようにとママも子どもも友だちの輪が広がります。

先生に相談する

子どもが幼稚園に行きたくないと言う事がしばらく続く場合や、幼稚園の中の子どもの様子が気になる時は幼稚園の先生に相談してみることも良い方法です。

幼稚園の先生もたくさんの情報があった方が助かります。幼稚園の先生は一度にたくさんの子どもを見ることになるので、どうしても細かいところまで目が届かない場合もあります。そのため、一度先生に相談しておくと、先生は注意して子どもの様子や経過を見るようになりますし、親にも積極的に情報やアドバイスを伝えてくれるようになります。家では分からなかった子どもの様子が分かるようになるかもしれません。

長い目で暖かく見守る

子どもは日々の幼稚園生活を送る中で色々な事を経験して子どもは成長していきます。楽しい事だけでなく、苦手な事に挑戦したり、お友達とうまく関われなかったり、先生に注意されたりする事もありますが、嫌なことも含めて色々なことを経験しながら子どもは成長していきます。子どもは大人が思っている以上に毎日色々な事を感じ、考え成長しているのです。

子どもの成長は早いもので、すぐに色々な困難を乗り越えていくようになりますが、それでも一日二日ではよくならないこともたくさんあります。子どもの成長を信じて、長い目で見て乗り越えてくれるよう見守ることも大切です。今日、明日は嫌がっても、数か月後には楽しく幼稚園に行くようになっているかもしれません。

行きたくないと言うようになったことも成長

今日まで喜んで幼稚園に行っていたのに急に嫌がるようになる事もあります。これは必ずしもマイナスのことではなく、幼稚園で様々なことを経験したからこそ示すようになった気持ちです。

幼稚園に行きたくないと子どもが言い出した時は、子どもがわがままを言うようになってしまったとマイナス方向に考えてしまうかもしれません。しかし、子どもがこれまでと今までと違う行動や気持ちを見せるようになったということは子どもが成長している証でもあるので、マイナスに受け止めるのではなくプラスに受け止めるようにしてみましょう。

成長したからこそ、幼稚園に行きたくないというようになったのです。幼稚園に行きたくなくなる事は子どもの成長の過程と考えて温かく受け止めることが大切です。

まとめ

幼稚園に行きたくないと子どもが言うようになったら、ママは落ち着いて子どもの気持ちを受け止めることが大切です。

幼稚園に行きたくないという気持ちは子どもの成長の証でもあります。根気よく子どもの成長を見守ることが大事です。一人で悩まないで、先生やママ友に相談することも良い方法です。

作成:2019年3月31日

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